「未来をデザインするコンセプト 18」

ソーシャルデザイン

立て続けに近畿圏に台風、北海道に地震と気候変動、地殻変動が現象となって現れ人の命を奪い大変な被害が出た今週でした。

このような予期せぬ事がこれから次々と起こる世界が拡がっていきます。予期せぬ状況にどう備えて良いものやら正直私たちの戸惑いも隠せないような状況です。

関西空港も今回の台風の高潮で浸水。南海トラフ地震、10mばりの津波が来たらどうなりますか？間違いなく地震後40分程度で一気に空港島は水没します。そうなれば現在の関西空港の防潮堤など単なる飾り物に過ぎません。2020年東京オリンピックはその予期せぬ事への対応、関東圏のインフラ整備を行う為の絶好の機会と出来ます。政府もそのように考えを持たれていると思いますが、官民を上げて取り組まなければスピードが遅すぎます。

それは迫りくる大正時代にあった関東地震のサイクル地震、その関東地震の10年後には南海トラフ地震等、日本でこれから確実に起こる地殻変動現象にどう国が地方がそして個人が向き合っていくのか一眼となって知恵を出して備えを行わねばならない待ったなしの時に今があると思います。

私たちが言うところのソーシャルデザインとはまさにその事が喫緊最大のテーマでなければならないと思います。

2018-09-07 ©Ichiro Haba