デザインマネジメント講座

デザインマネジメント講座 68

「未来をデザインするコンセプト 16」

本質

未来をデザインするという事はイコール、先が見える、読めるという事でありまた先見性があると言う事ですが、ではどのようにして先見性は生まれるのでしょうか?

あの方は先見性があると言われる一目置かれる方がいらっしゃる。先見性がある人とない人の違いは何なのか、どこが違うのでしょうか?

フューチャーデザインというものも先を読んでのデザインの事であります。

それはこのような原因をつくれば将来はこのようになるという結果が見通せるという事であります。先見力とは過去の事例の因果応報、原因と結果の法則パターン認識データから類推すると将来はこうなるということが予測できる力のことを言います。

なので歴史に興味も無く学んでもいない方には残念ながら先見性は持てるはずがないという事であります。その先読みを人工知能が人に取って代わってやっていく事になるという今の時代ですが、もう一点、先を作り出すパワーを持っているのは人工知能ではありません、それはこの地球を支配する人間であると言う事。

自然・神の領域にまで人は手を伸ばそうとしています。ですので人間を研究し歴史を研究する事、学ぶ事がイコール先見性を身につける事である訳です。

もう一点先見性というより未来をつくるという事では人の夢と熱意、情熱が未来を描いていくという事です。主体的に能動的に将来を作り出していくか、将来の姿を今の延長線上から予見し、その環境に適応する状況をデザインしていくのか、そのいずれかによって未来は作り出されるという事になります。

2018-08-24 ©Ichiro Haba
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