デザインマネジメント講座

デザインマネジメント講座 30

「DESIGN THINKINGセミナー後」

先週土曜日、関西大学梅田キャンパスで八尾市ものづくりキャンパスでのDESIGN THINKINGデザイン思考法の説明会ワークショップ無事終わりました。

定員50名の所、大学生さんや社会人、主婦にデザイナー、会社経営者の方等80名あまりの参加があり楽しくワークショップも終える事が出来ました。参加者の方からもセミナー後メールをいただき、ウンウンと感じる所が有り、自分を信じてわくわく進む勇気がもらえたと嬉しいメールをいただいたりしています。

ワークショップは実験的なもので自分がわくわくする事を探してもらう所からスタートしました。その自分のワクワクをホテル事業という全く関係性のないモチーフにつなげた時にどのようなビジネスモデルが生まれるかという実験的なものです。

ある参加者女性のグループはご自分の肌の美しさが自慢です、そこからもっと沢山の人に美しい肌を手に入れてほしいと肌が美しくなるホテルというコンセプトを作りました。その一点に焦点を当てて際立たせたホテルをプロデュースする。視点として面白いですよね。その自分のワクワクはどこから来ているのか、どんな体験から自分がそのワクワクを手に入れる事が出来たのか、そんなワクワクをもっと自分以外の多くの人たちに知ってもらいシェアーするカタチを生み出す事が出来れば、その共感が市場を生み出します。そのような着眼で実験的なワークショップを試みました。

オリジナルな発想は従来の発想の枠の中にはありません。その枠を飛び越えてこそ新しい発想を描く事が出来るようになります。全く関係性が無いと思える情報をつなぐ事で新しい発想の視点を見いだす事が出来る、そして自分が楽しくワクワクする事こそ「好きこそ物の上手なれ」他の人たちにも役立てる情報を提供できる事になります。

アイデアマンと呼ばれる独創的な発想を生み出せる人は発想を生み出す事自体を大いに楽しんで遊んでいます。そして自分が描く人生の舞台へのやりがいや楽しみ、願望で一杯です。そのワクワクや願望が潜在意識を働かせ意識のバラボラアンテナを拡げることになり至る所からその願望を実現する為に必要な新しい情報をどんどんキャッチし、その情報が独創的につながったヒラメキを生み出します。

デザイン思考法の価値はまさにそのような願望と意識がもたらす新しい有用な非常識のビジョンを整理しカタチにして描いていく事にあります。

2018-03-02 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす