コロナ禍での気付き

コロナ感染者 自宅療養放置

PCR検査を受けたいのに保健所に連絡すれど検査までに何日も待たされる。

つい先日私たちの会社にも社員さんのご子息の友人がコロナの疑いがあるということでよく聞く保健所連絡すれど連絡つかずから始まったこの状況。やっとのことで検査、結果陰性と診断され一息で難なくおわりました。

現在PCRで陽性と診断されても病床は用意できないので自宅療養経過観察の指示、そうするうちに容体が急変、自宅で亡くなる方が続出。

こんな問題があちこちで出てきているにもかかわらずなぜ政治・行政保健所も医師会もそのような状況に対し何の手も打たず放置しているのか、そこが不思議でしょうがない。

陽性者と言われる方々の自宅療養のために患者本人が自己管理で回復に向けてやれること、その必要な情報も持ち合わせているのにその対応行動を行政は促そうとも行おうともせず自宅で経過を観なさい、運良くば回復する可能性もあり運悪ければ死を迎えざるえないですがベッドがあくまで何とか自力で頑張ってください、ですか???

ある医師はコロナ感染中、自宅療養に必要な解熱剤とアピガンという薬を服用しコロナ感染合併症でよく起こる血栓対策のための運動も行い、回復に向けた自己療養で対処し医療の現場に10日の後に復帰されている。

コロナ陽性が判明して保健所が自宅療養を患者に強いらざるを得ないならそれなりの解熱剤と効果があると思われる処方薬とその服用マニュアルをセットして支給するなり出来ることもあるのに誰もそれに対し声を上げようとはしない。

軽症の患者さんも放置され時間が経過していくうちに重症化する、そうなってはもう手遅れとなる。自宅療養者には薬も出せない、そこには医者の判断による処方という手続きの壁が立ちはだかる。

この緊急事態、コロナ陽性者自宅療養処方薬と服用マニュアルを厚生労働大臣お墨付きトップダウンで予算をつけて用意し配ればよい。

億単位で数を用意し散財したあべのマスクよりよほど世のため人の命のためになる。

そんなアイデアがあっても、組織の上層部にいる決定権者が責任問題を問われまいとしてそのリスクを回避しようと決断をせずに逃げ回っている状態なのだろうか。

メディアだってもっと声高にこんな解決策が考えれると自宅療養患者の人たちの命を救うためのリアルな情報提供を行い世論を誘導すればよいのでは。

決断を先延ばしにリスクを恐れて逃げ惑うこの日本という国の指導者達と縦割り行政や社会システムの壁、情けない思いでこのような状況を眺めるしかできないのかと情けのない極みであります。

2021-01-29 ©Ichiro Haba
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