経済と環境

経済と環境 7

ビル・ゲイツが愛読書と言うスティーブン・ピンカーと言われるハーバード大学心理学教授が書いた“21世紀の啓蒙”と言う書籍があります。

理性、科学、ヒューマニズム、進歩。

現代におけるその状況を科学的な統計データと哲学的な視点をもってこれからの21世紀を展望しようという書籍です。

所得格差を肯定し不平等と不公正を混同してはならない、世界の富は増大し貧困は減少してきている、環境問題は解決できる、地域紛争・戦争も減少し世界は平和になった、自動車事故もこれから益々減少し世界はもっと安全になる、民主化の進歩、偏見差別の減少と平等の権利獲得は進んでいる、世界の児童労働の比率は減少、教育機会は拡大と啓蒙する。

一方一時話題を呼んだネガティブの伝道師“21世紀の資本”ピケティ。

この2冊の書籍ピンカーとピケティを読めばどのような考え方でこれからの未来を構想していくべきかという視点を深める為には合わせ読む事で見えてくる世界があります。

ピンカー・ポジティブ陽転志向は楽天世界を、ネガティブ・ピケティは悲観的な実態を。この2つのビジョン・知恵を織り交ぜると描かれる世界は21世紀の未来となりますか…構想してみて下さい。

2019-12-03 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす