経済と環境

経済と環境 1

消費構造の変革、身直な所では昨今の経済ニュースをにぎわせている大手百貨店の閉店、老舗アパレルメーカーショップ600店舗もの閉店、総合スーパーのお店の統廃合、それに続く人員削減リストラ。

ただ今それら起こっている現象、経済の大きな地殻変動は今までのバブルやリーマンショックといった国家や企業間のマネーゲームによる経済好不況サイクルによるものではなく経済成長が前提である資本主義システムの延長に人類の未来はないというほどまでの変革が迫りくる中での序章ではないかと思います。

ITやAIなどのイノベーション、SNSスマートフォンから始まった消費の変革、暮らし方の変革、仕事の仕方の変革、それら社会の生活の様々な変革が急激に進むとともに一方では地球環境、温暖化気候変動によってもう0.5度地球の平均気温が上がれば永久凍土が溶けはじめ大量のメタンガスが放出、一挙にオゾン層は破壊されもう後戻りのできない灼熱の地球になってしまうという今がその人類の絶滅のターニングポイントにあるというヨーロッパの環境学者さんたちの報告、その危惧される状況が現実のものとなり始めているように現在の私達を取り巻く環境は劇的な変動の時を迎えています。

便利、快適、快楽、富を求めて止まない人間の欲求に応えようと進化してきた社会経済システム。

地球人口増加や大量生産、大量消費による人類の豊かさの享受と、ごく一握りの人達への富の集中・強欲に応えるため拡大志向はこれからシェアリングエコノミーの進展で所有欲求に対する経済規模は収縮します。モノの生産も減少します。

サスティナブルな社会を実現する為に今まで次々と生産し使い捨ててきたものを使わなくなることは生産の縮小でありイコールモノ消費の経済規模の収縮であります。

クルマも一家族最低1台所有し3年5年で買い替えてきた消費からシェアカーの利用に変われば今までの10分の1の車の生産で十分。

その生産したものを消費にまわして経済を発展させてきた消費経済社会からシェアリングエコノミーと呼ばれている共有経済システムへの移行が始まっています。

これから少しそのような私達の暮らしのそして経済の変化をシンプルに捉え考察レポートしていきたいと思います。

2019-10-25 ©Ichiro Haba
シンプルに美しく暮らす