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デザイン経営 Ⅴ

2021/04/02(金)
「話題の世界観とは」 

最近世界観という言葉が仕事の打ち合わせでも流行語となってよく出てきます。この世界観という言葉イコール現在のブランディングを展開していくうえでのキーワードとなっています。自分たちのブランドの世界観をうまく伝えたい表現したいという風によくディスカッションのテーマとなることがあります。

世界観を伝える事、それは宣伝広告業界では昔からあるテレビや雑誌広告でイメージプロモーションを行うことにより製品や企業のブランドの親近感・信頼感を市場にやどらせていくということが行われ、それによってブランドの認知度を高めることイコール市場占有率の拡大を可能とするという構図のもとにメディアミックスと呼ばれる広告戦略が繰り広げられてきました。

そのプロモーションに現在では新しいツール、InstagramやTwitter、TicTocなどのソーシャルメディアからウェブマガジンなどPRメディアも多様化しメディアツールは多岐にわたっています。

さてその従来型のイメージプロモーションと世界観のプロモーションとはいったい何がどう違うのでしょうか?実はそこには大きな違いがあるのです。

イメージプロモーション広告で訴求した過去の要点はベネフィットと呼ばれる製品やサービスの有用性をブランドという固有名詞に乗せて広く知ってもらうことで醤油と聞けば“キッコーマン”と出てくるようなトップオブマインドを形成させて売り上げシェア拡大が実現出来る様に組み立てを図っていきます。

一方世界観は製品やサービスの有用性にとどまらずそのブランドが持つ哲学理念、マインド、実現したいビジョンここでいう世界観を描き語り長期的な視点の時間軸で伝えていくという社会的共感軸の側面がむしろ製品ベネフィットよりも優先されるプロモーションポイントになります。

ブランドに対する評価軸が安い、機能的に優れている、イメージ的にかっこいいという製品やサービスが持つ表層的な要素からもっと深いその製品やサービスの背景に宿るブランドの哲学理念や思い、そのブランド創造に携わる人たちの顔や仕事の現場といったところに焦点が当てられここでいうところのその世界観を消費者は評価し判断し信頼することでそのブランドを受容しコミュニティが形成される消費社会へと私たちは進みつつあります。

世界観が目指しているものそれは多くの大衆をイメージするマーケティングではなく共感軸で世界を共にできるコミュニティの創造を目的としています。そこが今までの宣伝広告イメージプロモーションとの大きな違いなのです。

世界観を作るという行動で例えばわかりやすいサンプルでは「樹木との共生」をテーマにしたスキン&マインドブランドBAUMあたりはブランドビジョンが共感を呼んでいます。肌のみならず心までケアーするというブランドの思い世界観をこのヘッドラインコピーは伝えようとしています。

製品からパッケージまでデザインもそのビジョンを表現する仕上がりに出来上がっている。そのような自然共生のナチュラルライフという生き方を選択した人たちのコミュニティの暮らしと共に成長するというコンセプトでブランドを進化させていくというモチーフ、それが世界観でありそのコンセプトであります。

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